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【書評】[超訳] 孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール 田口佳史

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【書評】[超訳孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール 田口佳史

こんにちは!らいおんです。本日は、[超訳孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール 田口佳史を紹介します。

今や『孫子の兵法』と言えば、ビジネスマンの愛読書とも言われる程、幅広い層から支持を受けています。

当書には、ビジネスシーンだけではなく人生を賢く勝ち抜いていく術がたくさん詰まっています。

中国古来から伝わる、『孫子の兵法』という現代最強のガイドブックから生き方・考え方を学びたい方にオススメの1冊です。

私が当書に出会ったきっかけは、仕事の人間関係で悩んでいたときに、友達に勧められたからです。元々短絡的な性格で、失敗することも多かった私ですが、当書を読むことで、何事も下準備が重要であることを再認識し、以前と比べたら周りの状況を見ながら物事を進めることが出来るようになったと思います。

①書籍紹介(書籍名・著者名・出版日・総ページ数・目次)
②著者プロフィール ◆田口佳史氏の経歴について
③当書のオススメポイント+『孫子の兵法』とは
④一部紹介 ◆第一講 1.人生をなめてはいけない 第二講 10.あなたは、何を武器に戦うか?
⑤[超訳孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール ◆最後に

①書籍紹介(書籍名・著者名・出版日・総ページ数・目次)

超訳孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール

・著者 田口佳史 ・出版日 2014年1月10日 ・総ページ数 269P

超訳孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール ◆目次 第一講 「計篇」最後に勝つ人は「この戦い方」を知っている
第二講 「作戦篇」これからの時代を生き抜くための「武器」を持て
第三講 「謀攻篇」「戦わずして勝つ」ーこれが「孫子
第四講 「形篇」思い通りにならない状況をいかに突破するか
第五講 「勢篇」結局、一番強いのは「勢いに乗っている人」
第六講 「虚実篇」「主導権」を握って、ライバルを圧倒する
第七講 「軍争篇」頭を使った、「急がば回れ」の目標達成法
第八講 「九変篇」いつ、何が起きても「動じない人」になる極意
第九講 「行軍篇」勝者と敗者を分ける「人生行路の歩き方」
第十講 「地形篇」「自分の置かれた状況」の正しい見極め方
第十一講 「九地篇」勝利をより確実にするための「心の整理術」
第十二講 「火攻篇」自分の「評価」「印象」を高めるテクニック
第十三講 「用間篇」孫子が教える「精度の高い情報」の集め方

②著者プロフィール ◆田口佳史氏の経歴について

1942年東京生まれ。東洋思想研究者。日本大学芸術学部卒業後、日本映画新社入社。

新進の記録映画監督として活躍中、25歳のときタイ国で重症を負い、生死の境で「老子」と出会う。

以後、中国古典思想研究に従事。

東洋リーダーシップ論を核に置き、2000社にわたる企業変革指導を行ない、1万名を超える社会人教育の実績を持つ。

東洋思想をベースとした仕事論、人生論の第一人者。

③当書のオススメポイント+『孫子の兵法』とは

なぜ、『孫子の兵法』という中国古来の兵法書が、現在まで永く人々に読まれているのか?

それは、『孫子の兵法』に人生全般について、賢く生き抜くための秘訣「勝つための実用的なテクニック」が記されているからです。

当書は、筆者 田口佳史さんが『孫子の兵法』という比類なき人生戦略の書を借りて、現代を生きる全ての人々に向けてメッセージを伝えています。

そのメッセージは、現代風でわかりやすく書かれていますので、『孫子の兵法』関連の本を読まれたことがない方の入門書として最適です。

孫子の兵法」とは、中国最古の兵法書である『孫子』に書かれている兵法のことです。孫子』は、紀元前500年ごろの中国春秋時代の軍事思想家 孫武の作とされる兵法書で、武経七書のひとつ。古今東西兵法書のうち最も著名なもののひとつです。
孫子』以前は、戦争の勝敗は天運に左右されるという考え方が強かったですが、孫武は戦争の記録を分析・研究し、勝敗は運ではなく人為によることを知り、勝利を得るための指針を理論化して、本書で後世に残そうとしました。

④一部紹介 ◆第一講 1.人生をなめてはいけない 第二講 10.あなたは、何を武器に戦うか?


第一講 1.人生をなめてはいけない

超訳]いつ生きるか死ぬかの場面に出くわすかわからない。それが人生だから、決して侮らず、常に緊張感をもって行動しなさい。


《一部抜粋》人間というのは能天気な生き物で、まさか自分が生きるか、死ぬかの瀬戸際に立たされるとは、そうなる直前まで思ってもみないものです。

何の根拠もなく、「明日も今日と同じ平穏な日が続く」と信じて暮らしている。あなたもそうではありませんか?〔中略〕

いま笑っている、その直後に、命が危険にさらされるかもしれない。仕事がうまくいって喜んだ、その三日後に、会社がつぶれるかもしれない。勝利の美酒に酔った、その翌朝に、病気で倒れるかもしれない。

人生のいたるところに、人を奈落の底に突き落とそうと手ぐすねを引く”魔物”たちが跳梁跋扈しています。「まさか」は誰にでも、いつ何時でも起こりうる、それが人生の現実なのです。

だから、ゆめゆめ人生をなめてはいけません。"魔物"の手にかからぬよう、常に緊張感をもって生きていかなければならないのです。〔中略〕

甘ったれていないか、安易になっていないか、驕ってはいないか、気がゆるんではいないか、邪な心はないか···そんなふうに自らを戒めることが、人生という戦場で戦う者としての「隙のない構え」をつくるのです。


第二講 10.あなたは、何を武器に戦うか?
 
超訳]海外で勝負するときに最も重要なのは、自分にしかない能力と専門的な能力を明確にすることだ。それを武器に現地に乗り込んだら、雑務をこなすサポーターを雇い、自分はビジネスに集中できる態勢を整えよ。


《一部抜粋》”セカンド能力”を持つ。これは世界戦略に限ったことではありませんが、私は常々、「”セカンド能力”こそが重要ですよ」と言っています。

たとえば、知人から「娘は大学の英文科を出て、留学経験もあって、英語がとてもよく出来る。外資系企業とか通訳・翻訳の事務所とか、英語能力で勝負する会社に就職したいって言うんです」という相談を受けたとき、私はこうアドバイスします。

「やめたほうがいい。そういう就職先にはイヤになるほど英語の達人がいますよ。英語の次に、娘さんが得意にしていることは何ですか?」この「次に」というのが”セカンド能力”のこと。

彼女の場合はファッションに興味があって、よく勉強しているというので、「ファッション業界に入って、英語を使う」ことをお勧めしました。

そのほうが競争相手は少ないから、英語を使ってその業界のなかでポジションを上げていける可能性がずっと高いと思ったのです。〔中略〕


こんなふうに”ファースト能力”と”セカンド能力”を逆転させることは、成功の秘訣の一つ。ほとんどの人は”ファースト能力”で仕事をすることばかり考えているから、せっかくの能力が大勢の達人たちのなかに埋もれて、うまくいかないのです。

海外に出るときも同じ。武器とする能力を一つに絞らず、もう一つの能力を用意しておいて、どちらをどう使うか考えてみるといい。

⑤[超訳孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール ◆最後に

当書には、筆者「田口佳史」さんの人生の結集である「何とか幸せになって欲しい。愉快な人生を生きて欲しい。」という願いが込められています。

孫子の兵法』を味方につければ、今後の人生に役立つこと間違いありません。今悩み事がある方は、何かしら突破口がみつかるかもしれませんよ!

皆様も当書を手に取り、現代最強のガイドブックを駆使して強い自分をつくり「いかなるものにも打ち克つ強者」になってみませんか?

以上で[超訳孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール 田口佳史の紹介を終わりにします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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